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サクセスリポート  
  第14回
新しい拠点作りと商工会

■ 株式会社 夜久野商工振興公社
本社:〒629-1322 京都府天田郡夜久野町字平野1724番地
   TEL:0773(38)9100 FAX:0773(38)9101

現在、町外の観光客が八割、
地元町内の方は二割という夜久野マルシェ。
ただいま、社長をはじめスタッフ全員が
地元の人達に喜んでもらえる店舗を目指し
邁進中!

 京都府の西北部に位置する夜久野町。
元々観光客3万人にも満たなかったこの地に、平成13年夜久野マルシェが設立された。
 
 夜久野マルシェは、この町の活性化のために行われた温泉調査により湯量毎分180リットルという豊富な温泉が発掘されたことに始まる。
 当初温泉目当ての観光客が年間約30万人見込まれ、商業施設として順調なスタートを切った。
 
 夜久野マルシェのこだわりは、地元の素材をふんだんに使った店舗づくりにある。

施設内に入ると、いたるところに木材が使われ、手作りの温かい雰囲気が感じられる。
 食事コーナーでは、地元特産の黒豆を使った黒豆そばや、そば粉100%から作る十割そばが味わえ、使っている陶器は地元陶芸家から一点一点取り寄せたこだわりの品だ。

 販売コーナーでは、手作りケーキ、高原ワイン、きなこが入ったソフトクリームやシュークリームなどが人気で、
「シュークリームは皮もカスタードもすべて手作り。特に皮はハードに焼いているところがポイントです。おいしいのでぜひ食べにきてください。」
と女性スタッフの方も笑顔で話してくれた。
 
 当初は商工会のアンテナショップとしてスタートした夜久野マルシェだったが、現在は、町外の観光客が八割、地元町内の方は二割という状況である。こうした中、
「最近の観光客の減少から、現在ターゲットを地元中心に軌道修正しているところです。今年から五カ年計画で、まずは地元の人達が気軽に立ち寄り、コミュニケーションをとれる店舗づくりを進めていきたい。」
と話す藤井博義専務。
 今後は、建物内二階にある集会所を地元会合に使ってもらうなど、開放的な店舗づくりを目指していく方針だ。


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