ビジネストレンド京都
サイト検索
         
 
サクセスリポート  
  第15回
ものづくりに対する飽きなき挑戦

■ 株式会社 セブン・エンジニアリング
本社・工場:〒613-0036 京都府久世郡久御山町田井新荒見212-4
TEL:0774(44)1725 FAX:0774(43)5657

同じ目標を持った
7名の仲間からスタートした
株式会社セブン・エンジニアリング。
オンリーワンの安定した技術で信頼を勝ち取ってきた田村氏がこれまでを振り返る。

 京都府久御山町。この地域は製造業が約4割を占める工業地帯でよく知られる。
 
 昭和58年、現社長である田村氏が独立を決意した際、同じ目標を持った7名が集まりつくった会社が「株式会社 セブン・エンジニアリング」である。
 もともと製袋業に長く携わっていた田村氏は、この技術をもとに30坪ほどの小さな貸し工場で製袋機の製造工場を開業した。
その後好調に進んだ業務によりバブル前には本格的な自社工場が実現。現在本社を久御山に、6年前には京都市の東土川に組立工場を設立。製袋機の組立はほぼこちらの工場で行っている。
 現在社員は34名。主な業務内容は製袋機の製造で、一般によく知られる「ゴミ袋」「お菓子のパッケージ」「ファッションバッグ」などから、メディカル系では点滴袋、またDVDのラベル貼り機、液晶の偏光板貼付機、最近では携帯電話のレンズなど様々である。
 
 あらゆる装置の加工を請け負う同社だが、独自の安定した技術を安価で提供することをモットーとしている。特に、製袋における『サイド貼り』においては、オンリーワンの技術を誇り、大手も含め多くの取引先企業に信頼を置かれている。
 
 久御山町商工会には有志で結成された受注グループ協会「エージィフレンド」と呼ばれる組織がある。
 この組織は、元々は会員企業同士の会社訪問を目的に作られたものだったが、製造・流通・運送など様々な業種が集まり、しだいに自社だけでこなせない受注を会員同士が協力しあう「横受」のシステムが成立した。
田村氏はここで工業部門のリーダーを務め、日々受注促進の活動を行っている。
 
 将来的には自社ブランド製品をつくることを目標としている田村氏は、
「『自社ブランド』をつくることは当初からの目標としてきましたが、新たに開発するとなると相当のリスクを覚悟しなければなりません。この目標は、今後の目標であり、また、後継者にも託したいと思います。」
と語ってくれた。

このページのトップへ

 

 

Copyright (c) 2002-2011 京都府商工会連合会. All Rights Reserved.