森忠建設造園では営業という形で飛び込んで仕事をとりにいく事は少なく、殆どを紹介受注で請け負っている。もちろん紹介受注を得る為には社長が長年かけて築いた信頼関係からの紹介もあるが、真一郎氏自らが仕事を受注する為に様々な努力をしている。まずは精華町商工会の青年部や、造園組合、青年会議所など地域の団体に積極的に参加し、多くの人と知り合えるチャンスを得ている。そこでは中小企業の経営者と多く知り合う事ができ、経営についての勉強にも役立てている。また、そこからの仕事を受注する為には、こちらから仕事をお願いしたり、専門分野の相談をしたり、ビジネス上の信頼関係を築く。するとすぐではないかもしれないが、次につながる仕事の紹介をもらう事ができ、良きビジネスパートナーとしての関係性が出来上がるという。
顧客への即座の対応も紹介受注への秘訣である。仕事上で、完璧に仕事をこなす事は当然であるが、もし何か問題が生じた場合はすぐさまに対応へ向かう。ミスに対して素早くきめ細やかにフォローすることで顧客との距離がさらに縮まり、結果次の仕事に繋がっていくのだという。
「お客様とは細く長いお付き合いが続けられる関係性を築けないと意味がない」この発言には、真一郎氏が顧客に対しどれだけ真剣に向き合っているかが現れている。