商工会や造園組合など様々な組合活動のほか、業種を超えた交流にも積極的な吉村さん。ご本人のお人柄もあり、より広い人脈作りへとつながり、そのご縁でお仕事に繋がることも多いそうだ。
また、地域貢献については「昔はわかりませんでしたが、地域ってありがたいな。恥ずかしいことはできひんなと、今では本当にそう思います」とその大切さを話す。そんな吉村さんは、地元サッカーチームのスポンサー企業としても協賛しており、「細く長く応援することで京都に根差した企業を目指す」とその思いを語ってくれた。「基本はここなので、この向日市からマサミガーデンの歴史に根付いた“グリーン&フラワー”で、地域に密着しながら進めていきたい。花や緑は生活に潤いを与えてくれます。豊かな暮らしをご提案し、それによってお客様が末永く幸せを感じて頂けるように努力していきます」。
景気の悪化や震災の影響等による消費マインドの低迷で、“本当に欲しいもの”“本当に価値のあるもの”しか選ばれなくなってきた昨今。そんな中、この先、リフォーム需要は拡大するとされ、庭を始めエクステリア関連の市場ニーズが高まると予測されている。そのため、同関連事業は収益の多角化を狙った他業種からの参入なども年々増加しており、業者間での競争は避けられないものとみられている。そんな中で描く吉村さんの夢は、自社が中心となって、ガーデニングを地域のカルチャーや文化にまで成長させていくこと。得意とする「グリーン&フラワー」で、インテリアからエクステリアまで総合的に手掛け、地域No1のプロデュース力を発揮していく構えだ。
また、それを実現するための一環として商工会からの支援を受けられ、段階的に下記支援策の認定・承認を受けられおり、より実践的な経営に取り組まれている。これらの認定・承認を得ることによって、企業運営に役立つ様々な支援措置等を受けることが可能になるだけではなく、取り組むことで企業にとって様々なメリットも生まれてくる。もし、これらの制度に興味がある経営者がおられたら、現場の経営支援員がしっかりサポートの上、支援をさせて頂くので、詳しくはお近くの商工会にお問い合わせ頂きたい。
●経営革新計画の承認(平成23年5月26日)
●「知恵の経営」実践モデル企業の認証(平成24年6月26日)
●イノベーション促進雇用創出事業委託(平成24年度)
鮮やかに咲き誇る花々のように、マサミガーデンの夢が次々と花開いていくことを期待したい。